『 立ちつくす 』
祈ること。ひとにしか できないこと。祈ることは 問うこと。みずから深く問うこと。 問うことは、ことばを、 握りしめること。そして、 空の、空なるものにむかって、 災いから、遠く離れて、 無限の、真ん中に、 立ちつくすこと。 大きな森の、一本の木のように。 あるいは、佇立する、塔のように。 そうでなければ、天をさす、 菩薩の、人差し指のように。 【 人はかつて樹だった 】 長田 弘 より抜粋 樹は共に生きている存在だ。季節と共に、気候と共に、風景と共に、街と共に、時と共に・・。 だが、今日もはや、人は根のない木か、伐られた木か、さもなくば流木のような存在でしかなくなって いるのではないだろうか。 【人はかつて樹だった】 あとがきより 何もないところに、 わたしは、木を1本、植えた。 これが、わたしの木。 わたしの木のそばに、 あなたが、木を1本、植えた。 木が2本。わたしたちは林になった。 わたしたちの林のむこうに、 だれかが、もう1本、木を植えた。 木が3本。こうして林は、森になった。 森は、歌がうまれるところ。 森のなかでは、ものみなすべてが歌。 森のことばは、歌なのだ。 『 だれかと、あなたと、わたしの木 』 長田 弘 より抜粋 ap bank fes のパンフレットに掲載されていた長田 弘さんの詩。森がそこに在ること。 「大事なのはそこに在るということ。」というフレーズにあるように在るべきものが在ること。 その大切さに立ち返り、立ち止まり、周りを見据え感じること。そして在るべき姿を思い描くこと。 物質的な豊かさを、利便性を追求して失ってしまったもの、失いつつあるもの。それらに思いを馳せ 自分が出来ることが何かを見出し、一歩踏み出すこと。そしてその歩みを繰り返し続けること。 この地球を取り返しのつかないものにしないために、私たちがいま、できること。 ap bank の基本理念を噛み締めて、私も歩みを進めたいと思います。 「きみの だいじなものを さがしにゆこう」 「きみの たいせつなものを さがしにゆこう」 水のかがやき 花々のいろ わらいごえ すてきなにおい 思い出 夢・・・ 「森へ ゆこう」 「いちばん だいじなものが 森のなかに ある。 きみの いちばん たいせつなものが そこに ある。」 森の絵本 長田 弘 作 荒井良二 絵 より抜粋
by yoko59225
| 2006-07-25 11:25
| Book
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ひとりごと・・
落慶法要が終わってやれやれしたら姑が入院・・バタバタの日々は続きそうです^^;
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