自分自身のために

自分自身のために_b0002580_2324246.jpg  ゆうぐれどきの、すきまのじかんを しっていますか?
  まだ、あかりをともすほど、くらくもなく
  かといって ほんをよんだり、ぬいものをするほど
  あかるくはない じかん。

  ほんをひらいたまま、
  ページのなかのじは、ぼんやりとみえるだけで
  ひとは、ものおもいにふけり、
  うっとりと、ゆめをみるのです。
  それは、おおかみでもなければ、
   いぬでもないようなじかん
  かげのぶぶんは、まだほんのすこし かがやきをみせ
  じめんはくらく、そらは、ほんのりとあかるい
  すべてのものが しずかな
  あおいせかいの おとずれをまっているじかん。
  そらのすみっこが あかくそまり
  とおくでたいようが ねむりにつくところ
  それは おもいでのせかい。

                               かなしいような うれしいような
                               まいにち、やってくるのだけれど
                               それは、まるで あったのか、なかったのかさえ
                               わからないような はかないじかん。

                               そんな すきまのじかんを あなたはしっていますか?

 『すきまのじかん』   アンネ・エルボー作   ひくまの出版


  大好きな絵本です。表紙の絵にひとめぼれですね・・。
  たけうまにのって、ゆびぬきをかぶった「すきまのじかん」が「よあけのおひめさま」に恋をする・・。

  夜でもなければ朝でもない、はかない時間。うつろいゆく時間。・・好きですね。



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   『しあわせの3つのおしえ』  エマ・チチェスター・クラーク 作  評論社

   『ホンドとファビアン』     ピーター・マッカ-ティ 作 ・ 絵   岩崎書店    (1/23 に載ってます)

   『夕あかりのくに』   アストリッド・リンドグレーン 文
                    マリット・テルンクヴィスト  絵   徳間書店   (1/ 5 に載ってます)



  絵本 好きですね。 もう、読み聞かせをするような小さな子供もいないんですけど・・
  自分自身のために買っちゃいますね。 私の場合、絵の占める割り合いが大きいですね。
  
  今日、買った絵本・・懐かしくて。
  中島みゆきさんではなく、挿絵の味戸ケイコさん。高校生の時、すっごく好きでした。
  月刊誌だったかな?「詩とメルヘン」愛読してました。(やなせたかしさんはあまり・・でしたが)


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by yoko59225 | 2005-03-18 02:33 | Book
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